私たちは総合建設会社として、建築・土木工事を施工しています。
 特に建築工事では鳶(とび)職を担い、土工事・仮設工事・コンクリート工事を得意としています。いかにして「安全に」「早く」「合理的で」「美しく」できるかを心掛けながら施工しています。簡単ではありますが、ここで私たちの技術についてご紹介したいと思います。

土工事

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丈夫で美しいたてものを建設するには、まず基礎をしっかりと作る必要があります。
その重要な役割を果たすのが『土工事』です。

土工事では、たてものが土地のどの位置にどのような形で立つのかを十分に理解したうえで、基礎部分の土砂を掘削し砕石の敷き均しを行うなどして、基礎コンクリートを打設※する下地を作ります。
(※コンクリート打設とは、コンクリートを型枠などに流し込むことをいいます)

土工事では土砂が崩れたり、地下水が湧き出たり、様々なトラブルが発生する可能性があります。
また、掘りすぎなどの無駄がなく早く施工するためには、バックホーなど重機の操作技術もさることながら、掘削する順序や土砂の搬出方法など十分に検討する必要があります。

掘削自体は主に重機で行いますが、相番で作業する社員が深さや位置を確認しながらタイミングよく重機オペレーターに知らせたり、細かな仕上げをしていくことも重要な役割です。

「土」や「水」すなわち「自然」が相手の工事なので、まったく同じ環境の現場はありません。私たちのこれまで培った経験と技術で、環境に合わせた施工ができるプロとして、お客さまにより高い価値をご提供できるよう努力していきます。

仮設工事

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『仮設工事』は足場・タワークレーン・工事用エレベーターなどの仮設を行い、工事を安全かつ円滑に進められるように作業環境を整える役割を担っています。

一つのたてものを建設するために、数多くの専門工事会社が工事に携わります。
例えば、鉄筋コンクリートの柱、梁、壁を作るためには鉄筋工・型枠大工・トラックミキサー・ポンプ圧送・コンクリート打設工が必要ですし、電気・設備・配管では内装工・設備工が、外装では左官が必要となります。そのほかの専門工事会社も含め、それぞれの工程が一本の糸のようにつながり、時に並行してひとつのたてものが出来上がっていきます。

仮設工事では、それぞれの工程に合わせて作業がしやすいよう、たてもの外部・内部に足場を新たに組んだり、一度組んだ足場を組みなおしたりします。

そのため、工程を把握して的確なタイミングで仮設したり、場合によっては各工程の調整したりするなど、現場全体に目配りできることが肝要で、仮設工事を行う鳶職は専門工事会社の中でリーダー的な存在となります。

最後はすべての仮設物を解体することになりますが、新しいたてものが初めて全貌を現す瞬間に立ち会うことができるのも仕事の醍醐味だと思います。

知識・技術・経験・体力・調整能力などが必要とされる難しい仕事ではありますが、より確かな安全と更なる知識・技術の向上を目指し、現場で信頼される存在であり続けられるように日々努力していきたいと思います。

コンクリート工事

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鉄筋コンクリートのたてものを作る際、一般的にはプラントで配合した生コンクリート(以下、生コンといいます)をミキサー車で現場まで運搬し、そこでポンプ車を使って圧送して最終手的に鉄筋が入った型枠の中に打設する流れとなります。

『コンクリート工事』はこの中の最終段階である打設を担当します。
丈夫で美しいコンクリートは、ただ生コンを流し込むだけではできません。

流動性のある生コンを型枠に流し込むとき、その中に余分な水や空気が含まれたり、骨材である砂・砕石が偏ったりします。
コンクリート工事ではバイブレーターや木槌などを使って生コンに振動を与えて、生コン内部の気泡を除去したり、材料の偏りをなくしていき、密度が高くて均一なコンクリートを作る必要があります。
しかし、バイブレーターで長時間振動を与えすぎると、逆に生コンの材料が分離してよいコンクリートになりません。目に見えない型枠の中の状態をイメージしながら、適切な施工をすることがこの工事に必要な技術です。

生コンは短時間で固まるため、一度打設し始めたら中断することが出来ません。
また、やり直しもききません。
きちんと施工できれば、型枠を外した後に表面がつやつやと輝くコンクリートが現れます。この輝きが丈夫なコンクリートの証です。

お客さまに喜ばれるコンクリートを打設できるよう、社員一丸となって努力を続けていきたいと思います。

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